カウンターのたからばこ「旬★農★恵み」

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銀ブラ散策・日比谷Okuroji

新永間市街線高架橋下の300m!

100年以上の歴史を刻む煉瓦アーチ高架橋と東海道線東海道新幹線の高架橋が一体となって生まれた高架下空間を活かし、新たな商業施設とするプロジェクト【日比谷OKUROJI】が2020年にオープンしました。タイヘンおしゃれな空間が生み出されています。日比谷側に入り口が何ヵ所か設けられていて、街歩き中に歩けるようにデザインされています。

明治⽣まれの煉⽡アーチを活かした商業施設・日比谷OKUROJI

明治⽣まれの煉⽡アーチを活かした、新永間市街線高架橋下 300mの空間を活用した新しい名所?です。

日比谷OKUROJI・現在の新永間市街線高架橋


「新永間市街線高架橋」。1910年から使用が開始され(烏森-有楽町-呉服橋仮停車場まで)、100年以上鉄道の運行を担ってきた煉瓦アーチです。高架橋は修理を繰り返しながらもちろん現役。かなり多くの方がこの、もしくは並びの高架橋を使った(通った)ことがあるはずです。鉄道に乗っていてはよく見えないとは思いますが...

鉄道路線がなかった新橋から上野の間を結ぶことになり、新たに計画された高架橋ですが、当時国を挙げた大変な工事であったことと思われます。ベルリンの高架橋をモデルにして、ドイツ人技師 Hermann Rumschottel の原案、Franz Baltzer の指導により作られたそうです。

日本初の鉄道高架橋でありながら、現在もそのまま使われている、そんな場所が一番都心に近いところに残されています。
日本の鉄道路線の多くは明治時代に作られたそうですが、現在、そのころの面影が残っている場所は国内を見渡してもそう多くはないのではないでしょうか。
この線路脇やその周辺の路地などは、煉瓦の壁が続き、古いお店がたくさんあります。また ところどころに焦げた後、修理の後などがあって、さまざまな歴史を刻んだあとも感じられ、私たちには愛着のあるところです。

土木学会の選奨土木遺産に2010年に選ばれましたので、ご存じの方も多いことと思います。
(新永間市街線高架橋,竣工年:1910(明治43)年,形式;連続煉瓦アーチ式高架橋(架動橋は3径間ゲルバー鉄桁橋),延長:2.800m)
以下、土木学会解説シート引用「新銭座(現在の東新橋付近)と永楽町(現在の大手町付近)を結ぶことからこの名がつけられた新永間市街線高架橋は、建設後一世紀を経てなお,当時の姿のまま現役の高架橋として活用されており,その歴史的価値が高く評価され,平成22年度の選奨土木遺産に選ばれた。」



ブースは個性的なお店が並びます。東京初出店のブランドなどもあるようです。
少し不思議な気持ちが味わえる、そんな空間になっています。
銀座および周辺にいらしたときには 散策の途中にお立ち寄りになるのもよいかと思います!

日比谷高架橋下の素敵な空間です。